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法政大学弁論部_紫紺杯集合写真 (2).jpeg

論理的に

説明し

弁論とは

弁論とは

論とは論理的に、情熱的に、ときにはユーモアを交えながら、聞いてくれている聴衆を説得させることです。

この時分、多くの人々が種々の問題意識を抱いていることでしょう。経済停滞、2025年問題、政治不信、インフラ老朽化、或いはよりミクロな部分を対象にして。そしてその意識を他人と共有したい、共感を得たい、支持を獲得したいと考えることも社会的な生き物である我々人間にとり、至極当然なことです。

弁論とは、そういった問題意識を共有するために論理を一貫させつつ、分かりやすく説明して相手を説得させるものなのです。

弁論部とは


は、その弁論の名前を冠した弁論部とは一体全体、どういう組織なのでしょうか。

野球部なら野球をするところ、サッカー部ならサッカーをするところ、と明確ですが、「弁論部は弁論をするところ」と言われても、ぴんと来られない方も多いのではないかと思います。

ずばり、弁論部とは何か、といいますと、「弁論大会で、弁論を行い如何に論理的に、聴衆を説得することができるか」を競う組織です。先ほど例に挙げたサッカーでは、ゴールに入ったボールの数を競い合いますよね。弁論部は弁論大会でそれと同じ、得点を競い合う競技に身を投じるわけです。

弁論大会では、いくつかの大学が集まって10人前後の出場者を送り出します。この弁論大会に出場して弁論を行う人のことを「弁士(べんし)」と呼びます。

この弁士達は、それぞれ自分が人々に訴えたいテーマについて、論理的に、また情熱的に訴え、時にはユーモアを交えつつ演説します。

このテーマについては、弁論大会によってはテーマが指定されることもありますが、基本的には弁士の自由です。
例えば、日本の政治改革を訴える弁論をする人もいれば、オタク文化を擁護すべしと主張する弁論をする人もいたり、はたまた「なぜ人を殺してはいけないのか」と、人間の価値観を問う弁論をする人まで、実に様々です。


時には、聴衆が仰天するようなテーマで弁論する人もおり、弁士がどんなテーマで来るのかということも、弁論の醍醐味の一つです。
 
演説を終えた後、聴衆たちから質問を受け、それに回答する質疑応答の時間があります。
 
ただ、これもまた大会によって異なり、一部では質疑応答が無く、演説のみの大会も存在します。
 

これらの一連の流れを、「論理性」「説得力」「声調態度」など、様々な視点から審査員が採点して、1位から3位までを決定し、表彰する・・・というのが、弁論大会の大まかな流れになります。

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