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法大弁論部で得られるもの

最後に

うした、一連の活動によって、物事を客観的に見る力、論理的に物事を考える力、そしてなにより、「人前で話す力」が身につきます。

ここまで読んで、「なんだか大変そうだなあ」と思ったのではありませんか?

あるいは、「人前で話すのなんて苦手だし、そういうのはいいや。弁論部はやめておこう」と思いましたか?
 

確かに、弁論部に入って最初の頃は、おそらく今までに経験したことの無い部活の雰囲気や、活動内容に圧倒されるかもしれません。

しかし、ここで誤解しないで欲しいのですが、「人前で話すのが得意な人しか、弁論部にはいない」という訳では決してありません。

なにしろ、「人前で自分の意見を演説する」なんてことを、授業でやらされるならまだしも、自分から好き好んでやる訳ですから、弁論部にいる人というのはさぞ自意識過剰で、自分に自信があって、喋るのがうまい人達なんだろうなと思ってしまうかも知れません。
 

もちろん、そういう人も弁論部にはいますが、意外にも「人前で話すのが得意ではない人」も多いのです。
 

そもそも、これまでの小学校・中学校・高校を通して、「人前で、自分で考えた自分の意見を、きちんと筋道立てて話し、批評を受ける」という機会は、そんなにあるものではありません。
 

そして、皆さんの中で「私は人前で話すのが、とても得意だ!」と、自信を持って言える人も、少ないのではないでしょうか。
 

それは、当然といえば当然のことです。その機会が無かったのですから。
 
しかし、悲しいかな、皆さんはもう大学生です。もう、将来のことを考えなければいけない時期に入っているのです。
 

社会に出たら、否応なく、人前で話さなければならなくなります。
 

一番イメージしやすい例を挙げれば、就活の面接でしょう。
 

何しろ、今まで一度も会ったことの無い、社会経験豊富な相手に向かって、自分をPRし、面接官の情け容赦の無い質問に的確に答え、相手に「こいつならウチの会社でやっていけそうだな」、と思わせなければならないのです。
 

そしてもちろん、その後にも無数に「人前で話す機会」はやってきます。
 

「そういう時、どうせ人前で話すということが避けられないならば、今のうちに経験しておく」というのは、選択肢の一つとして検討する価値が有るではないかと私達は考えます。
 

無論、「弁論部でしか、人前で話す能力は身に付かない!」等と言うつもりは、毛頭ありません。
 

法政大学には、素晴らしいサークルや部活動が多く存在します。
 

そういったところでも、人前で話す能力を身に着けることは出来るでしょう。
 

あるいは、何も大学の組織にしか入ってはいけない、という決まりなどありませんから、大学内外で、色々な活動に参加し、人前で話す能力を身に着ける、という方法もあります。
 

しかし、せっかく法政大学にこういった部活動があるのならば、是非それを存分に活用して頂き、将来に役立てて欲しいと考えています。
 

そうした、一種の「社会勉強」の一環として、どうぞ法政大学弁論部をご検討ください。

 

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